社員教育を先輩に任せる!会社のことを詳しく教える!
受講生に近い立場の先輩社員に任せる
若手社員、特に新入社員に対しては、会社のルールや業務内容などを詳しく教える必要があります。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)だけでは知識や技術にバラツキがでますし、覚えるべき事項が漏れてしまうこともありますから、OFF -JT(オフ・ザ・トレーニング)と組み合わせて行うのが効率的です。 こういった内容の研修では、当然社内事情に精通した内部の人間が講師を務めるのが一般的ですが、人事部長や課長といった役職者でなく、受講生に近い立場の先輩社員に任せてみると、より高い成果が出る場合があります。研修対象者と同じ目線で、自分が苦労したことや失敗談などを交えて具体的に伝えることができるからですね また、講師役の先輩社員も、中途半端な知識や間違ったことを教える訳にいけないため、現在の業務を再確認することが出来ます。講師役に抜擢されたということ自体が、その先輩社員のモチベーションアップにもなりますね。

先輩社員から若手社員に企業理念を浸透させる
社是、ミッション、フィロソフィーなど呼称は違えども、組織には必ず大切にしている企業理念があります。事業を通してどのように社会や顧客に貢献するか?自分達の存在価値をどう意義づけるか?企業理念は、組織の根幹であり、最も重要なものと言っても過言ではないでしょう。理念が曖昧だったり浸透していないと、高い成果は期待できません。監督の指示が浸透しなければ、高度な連携プレーができないチームスポーツと同じです。 逆に、その理念がしっかり浸透していれば、社員は高いモチベーションで働くことができます。また、未経験の局面で重要な決断を迫られた時なども、理念に立ち立ち戻れば自ずと答えを導き出すことができるでしょう。最前線で働く若手社員は、つい目の前の作業に目が行きがちですが、その作業の根底にある想いを伝えることで、自ら考えて動く『考動』する社員になります。当然、教える側の先輩社員も自らの仕事を見つめ直すでしょう。